フナヤオリジナル鮎竿が出来た訳

（オリジナル鮎竿について）
　平成１４年、もっとお買い求め易くて、使い易い高性能・高品質鮎竿が世の中にあっても良いんじゃないかぁ！？的発想は、
自分が一ユーザーとしたら買うだろう満足感の多い竿を提供したかったから・・・・・！からが長年の思いを現実にし始めた最大の動機。
ＦＭ超超硬８１と超硬８５を設計製作・値段の割には！値段以上の性能！と徐々に評判を取り、口コミでインターネットで店頭でと、
反響も嬉しい程、自分の考えに同意・同調して頂く鮎師が、いらっしゃる事に感激も覚えました。
近代釣法「引抜調子はこうあるべき」との主観から順調に「引抜急瀬９０」５０〜６０�d素材（２６５ｇ）は評価を得、
先調子は瀬から平瀬をカバーする最大公約竿であるという信念も共感して頂き、マニアゾーン〜ノーマルゾーンへ進出出来、今や累計販売数当店第一位の人気鮎竿になりました。
４５０ｇ近い剛竿で先径が2.5mm以上もあれば魚が浮き出てくるのは当然。
３００ｇそこそこで８,５mと９mの超硬竿を造りたい！が、
SUPER　HARD超超硬８５(3２０g)・・・素材は５５�d厚巻シート二重構造で巨鮎との戦い・獲れる鮎竿の提供を、　
SUPER　LIGHT超硬９０・・６０〜６５�d素材で張りと軽さとパワー(298g)を相備えるという現実造り得なかった、
夢の瀬釣り・超硬ＲＯＤは長年温めていた構想。ＳＬの詳しい釣行記を御覧頂くとより理解が深まりと思います。
（ＳＬ�U超硬９０他御愛用のＳＴＲＥＡＭ ＳＩＤＥの管理人様の御奇譚のない感想も御覧下さい！
販売者ではない利害のない御意見です。
良い物は共鳴を産み、予約が入り当初の生産計画数より多く造ったものの６月半ばで完売！
１８年８月上頃には「オリジナル鮎竿」全機種完売！という事態に、晩夏〜秋のこれから九頭竜川で後半の大鮎・巨鮎を楽しみに来られる方に申し訳ない！気持ちで一杯でした！
この様な事態を招いたのは「東レ・東邦・三菱」の炭素繊維製造メーカーの「カーボン特需」の為の慢性的な品不足と需要が多い為の値上がりで、
生産コスト高を強いられる釣具メーカーの挟間で、造りたいが売れなければ造られない悲しい現実があります。
炭素繊維は旅客機・船舶・家屋・車・スポーツ用品と軽く・耐久性が欲しい用途にぐんぐん新規参入を果たして行って、
特に飛行機には欠かせない素材で一機何百億とする物を製造するＢ社やＡ社の注文が最優先で生産ラインが流れているようです。
竿もカーボンロッドの普及で釣技も上がり使い易さは定評のある所ですが巨大すぎる繊維大手会社から見ると弱小なのでしょう釣具メーカーは、
竿を造る為に設計・調子を出す為に４５〜６５ｔ構造を複雑にすればする程材料の種類が多岐に渡り何本造ろうが各釣具メーカーが、
東レ等にカーボン繊維オーダー後、入荷は３ヶ月〜半年待という状況が毎年の様に続いています！

受注を取るなんてとお思いだと思います。が、
「フナヤオリジナル鮎竿」にいち早く興味をもたれた方に最優先にて完納したいという思いがある事も御理解頂けると幸甚です。

本来先調子で瀬が多い河川に合う、強いて、なるべく胴じわり、し難い釣り手が常に主導権を取れる先調子の竿、
急瀬〜荒瀬〜激流「郷に入れば・・・！」的思いで見て使って気に入って頂けたら・・・結果、
釣果が一匹でも増えれば・・・同じ鮎釣り仲間として、まして同じ考えで釣りを楽しむ同胞として最大の歓びだと感じています。
全国津々浦々、使われている方々から直接、メール、御電話等で、
「良い竿だ！」「値段以上の価値があるよ！」「使い易さにビックリした！」「とにかく高感度！」「抜けがすこぶる良い」等々、
誉めのお言葉を頂く時が至福の時で、竿造りに関わった事の苦労も本当に酬われます！

H19年度も撃龍竿SUPER　HARD超超硬９２５・・９ｍより　長い９．２５ｍ重さは350g（プロト）と若干重めは硬いから、
素材は５５�d厚巻シート＋６０�dカーボンを複合し強靱な張りを実現。
でもＰＯＷＥＲはあります。そして人より少し前に竿先が差せます。
２５ｃｍの囮に７匁をつけ２５〜２６ｃｍの野鮎を瞬時に楽々抜き上げ(8/24北島にて）１８年度実績有り！
9/21には２７の囮で２８ｃｍぶち抜きＰＯＷＥＲに驚嘆！１９年は九頭竜川にて尺鮎を数多く仕留めたのはこの竿で、一躍巨鮎を獲る最強モデルとして注目を集めました。
貸出テスト中の様子や現行商品で竿負けしない豪快な返し抜きを現場で見られた方かなりいらっしゃる筈です。
１０号＋７号のオモリで駆使され続けても不満は少ない筈です。
今迄、取れなかった巨鮎が抜き出て来たのを御覧になられた筈です。
使い手の技量もありますが道具選びも技量の一つだと感じます。
龍を撃つ竿。激流＝撃龍竿（げきりゅうかん）という名前でデビューさせました。。
この竿も試行錯誤で＃５〜６〜７と６０ｔとの複合、グリップ用クロスシートは下栓から１ｍと長く巻き踏ん張って元竿を握り潰さない工夫も施しました。
Ｈ１９登場以降、全国各地で数多くの「尺鮎」を抜いたり、大鮎を激流の中一歩も下がらず取り込んだり、真の実力と威力を実証しました。
この竿なら、いや、この竿でなければ大鮎が獲れなかった！とおっしゃる鮎師も多くいます。
超プロ調子のK'Sバージョンもあり、長く、硬くと言う条件を満たす激流の巨鮎を獲るには最高の竿に仕上がりました。
プロト�Tから�U販売製品は�Vになり、プロト�Tをお使いになられた方、印象がより先調子で更に若干POWERFULになった事御了承下さい！
今では、「撃龍竿」の定着度は高まり、尺鮎をかなりの実績で取り込み、全国の大物師よりかなり高い評価を頂いております。
２５〜２７〜３０ｃｍの鮎を２匹浮かすと言う事は簡単の様で意外と難しいと考えます。「言うは易し、行うは難し！」が現実です。
撃龍竿なら竿が半分は獲ってくれます！浮かす！のされない！だけでも、大鮎を獲る夢は大きく開けてきます。

もう一本、細身・軽量・ＨｉＰＯＷＥＲ・９ｍ２４３ｇの急瀬調子！
細身に秘めたる力は６０〜６５ｔカーボンの力。
これこそＢＩＧ　ＨＩＴの予感を感じた軽さとパワーの一体感、使い易い「真の先調子」になって華麗にデビューしたのが、
「急龍竿９０急瀬ＳＰＥＣＩＡＬ」。　
テストにテストを重ね。軽さが非力の元！を覆したつもりで、触った時の軽さより驚くべき秘力があります。
高反発高弾性素材（６０・６５�d素材）で信じ難い軽さと相反する正確に力強く、起こす力を持つ一日使っても疲れない竿。抜きが決まる竿。
困った時には引き釣りもこなす竿。まさしく急瀬からチャラ瀬まで、場所とサイズを選ばないマルチプレイヤーの「イチロー」的オールラウンダーです。
プロト�Tの懸案事項であった＃３　POWER　UPがプロト�Uで見違える程更にシャープに変貌！
高弾性繊維特性を生かす為、穂先から＃２→＃３→＃４の繋がりを新設定・改めて設計し直しでよりトン数UP複合組み替え素材に改良されました。
急流を豪快に攻める＝九頭龍の急流も征すの意味をも込めて＝急龍（九頭龍・急流に通じる造語）、
急龍竿（きゅうりゅうかん）・急瀬ＳＰＥＣＩＡＬと言う名前にしました。
大中小河川の急瀬・早瀬・トロ瀬・平瀬・チャラ瀬で大活躍中です！

平成２０年を振り返れば素材入荷具合が例年にも増して悪く完成製品が２ヶ月遅れという状況でした。
５月の鮎フェアにフリー販売が出来なかったのが残念でした。
２１〜２２年以降は御期待に添うべく密に工場側と調整していっています。

平成１９年分も２０年以降もオリジナル鮎竿・当社としては思い切りの良い発注をしたつもりでおります。
(ある事実としてH２０年5/20付・残数表　新アイテムのSL�U超硬９４が【生産数−予注数＝１４本】残数がありました。
その時のコメントが「９０と遜色のない９４解禁後は人気となると信じています」です。）
7/12には、　お陰様で残り１本となり、一週間後には完売となりました！

小社ＨＰで御自分の気になるＰＡＧＥから検索・納得された方や、現場使用での驚異のＰＯＷＥＲを目のあたりにされた方、
御購入された方のお薦め・アドバイスがあった方等々、当社が思っている以上に、「フナヤオリジナル鮎竿」は全国の鮎師、
特に各種複雑な「瀬」を攻める事が本来の「鮎道」と考えられる方から御支持・評価を頂き「名前・存在」だけは徐々に広まり・浸透しつつある気がします。
福井に釣行される県外の鮎師も来店されると「オリジナル鮎竿は？」と聞かれる方が圧倒的に多く、
釣行後の夕方過ぎや雨の日などは数グループの方々の御来店が一度になるという嬉しい悲鳴も出ます。
皆様もお気軽に御来店又は遠慮なく、「プロト貸出」を申込下さり、「オリジナル鮎竿」の真偽を見極めて頂ければ幸甚です。

全機種フル展示期間は短く、慢性的に店頭在庫数は少な目、毎回プロトでお話・商談という事でも多大なる御理解を頂き、深く感謝しております。
これらの経緯も含め毎年９月シーズン最中から「来期分予約」は早めに開始し御購入予定のあるお客様には内金にて受注受託としております！

これを御覧で思案中の貴方、迷いの気持ちをまず、メールでの質問から・その後気になる気持ちを、
来店・もしくはプロト貸出から始め解消し行って下さい。そしてシーズンオフこそロス打破好機と捉え、
「自他共に認める準備と戦略を怠らない熱心な鮎師」でいて下さい。

思いがけず「豪龍竿９０超硬Ｈ」の評価が上がらなかった事を不思議に感じています。
重量のせいなのでしょうか！？（２１年度以降は評価も急上昇！完売となりました。）
つい無理をしがちな超硬の竿はある程度の肉厚＝重みは必要であると考えます。
いつも限界ギリギリより攻められる許容範疇が余裕があるべきが妥当な竿選択方法と思うのですが・・・。

来年の話をすると・・・・ですが平成２２年の予告を少し・・・・・。
２０１０年デビュー予定鮎竿　予告→くわしくは「新製品」
龍芯竿・・最軽量・よりブレのない・ハイグレードＰＯＷＥＲ超硬を目指して・・・！
目指すは９ｍにこだわらぬ９本継（これにはこだわります）２９０ｇ台の上級者専用超硬鮎竿
龍星☆竿・・先調子マルチタイプ・急瀬ＨＩＧＨ ＰＯＷＥＲ　２５０ｇ・人気の急龍竿調子で、尚かつ、
よりＰＯＷＥＲ ＭＯＤＥＬとして龍シリーズのスター☆になれ！の願いを込めた竿。
高弾性繊維仕様鮎竿征龍竿→急龍竿→龍星竿→競龍竿→龍芯竿の流れを結実するのが夢！
征龍竿ＥＸＰＥＲＴ　ＭＯＤＥＬ・・・大好評の征龍竿のこだわり仕様として追加リリース。
純正チューブラ穂先に３タイプ替ソリッド装備！竿を如何に操作すべきかを理解しうる上級者用として販売。

「竿の概念って何だろう！？っていつも思っています！」もう一つ提案懸案事項が実現したら・鮎竿の革命？！って思う事が有ります。乞うご期待！
　　

ここ数年間は問い合わせが余りにも多く、シーズン最中だから現物を是非竿を購入したかったとか、
今すぐ使えないのかのお叱りが多く苦慮する反面、竿自体は信頼を勝ち得てきたと嬉しく思う次第です。
　
特にＳＵＰＥＲHARD超超硬８５は３２０ｇとPOWERＦＵＬな割りに最大軽量で、実戦にも、
坂東島〜北島〜飯島〜谷口〜高橋付近では圧倒的評判です。何故か、この竿玄人受けし、ベテランの方々の評価は絶賛です。
２５〜３０ｃｍの鮎をのされず九頭竜返しが決まるという、数多くの現場釣果実績を作り上げました。
黒一色の竿を使われているのを目撃された方も多かったと思います。
Ｈ１９年には「撃龍竿９２５」が谷口・飯島・北島・坂東島の尺鮎を抜き上げ始め激流の中で獲れなかった３００ｇ以上の巨鮎が獲れてきています。
（鮎とれとれ情報に記載）

昨年まで獲れなかった２８〜３０ｃｍオーバーの巨鮎が撃龍竿で獲れています。
異口同音に「良い竿だ！」という評価を頂戴したおります。
激流で踏ん張って竿が突っ込まれていないのは当社のオリジナル鮎竿がほとんどだと自負しています。
８月に入ってから必要になってくる巨鮎狙い対策竿です。チャレンジ精神のある鮎師にお薦めの剛竿です。

　若干非力な方にはＳＵＰＥＲＬＩＧＨＴ�U ９０・２９８ｇが圧倒的人気！を博し６５�dという繊維使用の為高感度・軽量で
「勝手に鮎が浮いてくる！・軽くて疲労感がない！」と初期から後期迄フルに御使用になられた鮎師が多かったと思います。
勿論、両鮎竿とも破損クレーム等クレーム事故が一件もなかった事が自慢の種です。
しかし、製作側の意見と致しましては、高弾性炭素素材＝軽い・硬い竿は、限界値迄引っ張り切ると、
日本刀で切った様に折れる事が前提にある事は高額な竿をお使いになられている鮎師なら御理解出来ると思います。　　
ＳＬ２超硬９０で攻める方法は多岐に渡り金属・フロロ・ＰＥ・ベクトラン・ナイロン糸等、そしてノーシンカーや背針釣法・ソリッド釣法にも対応します！　　
　　ソリッドも３タイプと充実です。御用命詳細は！ここから。
使用期間も解禁当初〜最終盤まで使える瀬釣りファンの一番人気竿になりました。
勿論、引き釣りもこなすのは言う迄もなく実戦錘負荷平均２〜７号の瀬・取り込み最大鮎寸法３１ｃｍ（限界値は更新されて行きます）
と荒瀬で使われる時が真髄を発揮する真骨頂です。

平成１９〜２１年以降もSL２の評価はすこぶる高く２２〜２７cm位の鮎を獲るには絶妙な調子とPOWERを発揮します。
それでも要望はあり、「この軽さとPOWERのままもう少し長竿があれば」の御期待にはSUPERLIGHT２超硬９４を、
「２８〜２９ｃｍが抜き切る更なる腰の強さが欲しい！」との要望には豪龍竿ごうりゅうかん超硬９０Ｈを企画。
この豪龍竿、まさしく超硬らしい超硬に仕上がり、我ながら満足の１本です。
重量320gの表示よりも軽く感じるのは先調子・胴が硬いから、九頭竜川ばかりでなく瀬を得意とされる全国の方からご支持も受け、
追加アイテムも含め「超硬シリーズ」更に強力なＬＩＮＥＵＰで飛躍しそうな気がします。
試作で製造しシーズン中旧知の釣友Ｋちゃんが「抜群の感度，軽いし、ＰＯＷＥＲも充分２５〜２７cmは抜けるよ」とお墨付きの、
競龍竿きょうりゅうかん硬硬調９０Ｈはフル６５�dカーボン仕様の他メーカーなら３０万円台の価格が付きます。
竿扱いと限界値の鬩ぎ合いが出来る上級者に使って頂きたい竿として、本格的にデビューです。
強流・→恐竜・→競龍＝バトルドラゴンが愛称です。

高くて良いのは当たり前！瀬釣りビギナー〜ベテラン迄「この価格でこの調子なら」とお墨付きＦＭ超硬・超超硬に長竿登場！
フナヤオリジナルフィールドマスター超超硬８８は待望の安く・使い易い瀬釣りロッドと信じています。
造り手の願いはいつも変わりません！
呉々も時期・水況・釣況等々特徴を生かした竿選びをされるロスのない釣り人になって下さいます様。

店内にあるプロトの竿を見られて納得された方や現場で使われるているのを見て、触られて是非使ってみたい！
と言う先調子（九頭竜川調子）ファンの方、来シーズンにはロスなく、ストレスない釣りが出来ます様、少しでもこの企画に御理解下さい。
もし御仕事や行楽の予定で福井の方にお見えになる事がありましたら是非御来店下さい。
プロトが一年中鮎コーナーに陳列して御座います。
駐車場にて糸をつけ２５０〜４００ｇ〜５５０ｇのダミーを抜いてもらえば結構です。
竿のカーブポイント・抜けの正確さ・POWER・持ち重り感・バランス等お時間の許す範囲で御覧下さい。

オリジナル鮎竿受注について
御来店やメールで嬉しい御催促があります。「いつからの予約が始まるか？！」のお尋ねです。
皆様も御存じの通り、諸般の事情と言うよりダイレクトに「炭素繊維の値上げ」の問題があります。
つまり、材料が値上げして容量を減らしたり、穂先を入れなかったりという訳にも行かず原価が売価に跳ね返ります。
一部値上げもとの意向もあったのですが日本経済の立ち直しの時期に小社だけが非協力的ではおかしい！との結論で現状維持と致しました。
２１年新機種ですが、「引抜急瀬９０ECOバージョン」（２７０〜２７５ｇ）と
「征龍竿９０早瀬ＨＩＧＨ　POWER　」（２３０〜２３５ｇ）を企画！
プロトテスト終了→製品化！　勿論、脈々と先調子・主導権の取れる竿のコンセプトは引き継いでおります。
素材構成は目を見張るものがあり、上級者は勿論中級者に違いが解る名設計と自負しております。
来季は１４＋２＝１５〜１６アイテムと個性ある竿達がＬＩＮＥ　ＵＰします。
２１年は特に「征龍竿９０早瀬HP」の問い合わせ・御注文が殺到しました。
３度追加生産を指示しましたが、シーズン中５月には完売欠品でした。
御購入検討の方、何卒早めの御予約で盤石な今季を迎えられる様御願いと御報告を申し伝えておきます。
何卒御一考下さいます様御願い申し上げます。

又、撃龍竿�UマルチチューニングVとしまして替１・替２（先径1.85mmの急テーパー仕様替先竿＆替穂持）
が入ったアイテムを販売,幅広い使用が効くPowerDown調子となる様に設定しました。
現在は＃１・２のみ￥16200にて（�Uをお持ちの方専用パーツセット）としての販売を継続中です。